示し方の品格


マジックって、言葉や動作の「示し方」が強すぎると、それはそれで押し付けがましく、品がないと僕は考えています。

「俺ってすごいでしょ?」
って言えば言うほど、すごくない感じがしちゃうのと一緒で。

このマジックの感覚を、まだ分からない方にどう伝えたらいいかと考えていましたら、ありました、いい例が。

満員電車で女性に囲まれてしまった時の手のやり場。

男性なら分かると思います。
あの時、両手をつり革へもっていき、
「俺の手はここにある」
という証拠を残しておくはずです、誰かの目に。

この時例えば、
「あーあ、満員電車だから両手でつり革持っとこ」
と声を大きくして言ってしまうのは、紳士的じゃあない感じがします。

それとなく、周囲の人が、“両手がそこにある”ことを認識してくれればいいのです。

この押し付けすぎない、だけどちゃんと伝わる心地いいバランスに、僕は品を感じます。って話です。

ただ、満員電車に例える僕の言葉のチョイスには、品がなかったと思います。。

マジックプロデューサー Matty (マティー)