たいして変われていない 〜君の名は。〜



話題の映画
『君の名は。』
を見て泣きました。


※ネタバレ的なことは
書いてないつもりですが、
念のため避けたい方は読まないで。


この映画に対して、
何名かの一般人(たぶん)が感想を
語っている番組を先日見て、

その中で、
「大切な人を思いました」
と言っている人ばかりでした。


50代とか、40代、
そして(おそらく)60代の男女です。


実は僕も同じ感想でした。


過去出逢った女の子たちに
「ありがとう」
って言いたくなりました。


あの出逢いがなかったら
今の自分はいないし、

あの恋愛がなかったら
今ここに自分はいないし、

あの物語がなかったら
あのマジックはやらなかったし、

あの言葉に出逢わなければ
今どうしていたか分からないし…


そういういろんなことを思い出して。




そんなわけで『君の名は。』の
監督新海誠さんって何者なの?
と思ったわけです。


僕って気になった人
ー 例えば著者さんとか
  アーティストさんとか ー
って、過去もさかのぼって
調べちゃうタイプじゃないですか?


好きになった女の子の
高校時代の卒アルとか
見せてほしいタイプじゃないですか?


新海誠さんのことを調べてたら、
2016年の大晦日に
ブログを書かれていました。



記事の中で、

僕自身は2002年の『ほしのこえ』から
たいして変われていないのだから、
これはもう素晴らしいスタッフの力と、
ずっと僕の作品に付きあってくれてきた
「あなた」のおかげに他なりません。

とありました。


…なら観るっきゃないでしょ。
と、『ほしのこえ』や他の作品も
観てみることにしました。




ちなみに僕「アニメ」って
なんか抵抗があって
ー むしろ嫌いで ー、

ジブリ、ディズニー、ルパンあたりは
OKなんですが、
それ以外はなんとなく避けたい性質なので、

それでも「アニメ」を観たというのは、
僕にとってすごいことです。


映画とは関係ありません。
『君の名は。』を観た人なら、
関係ありそうに思う
かもしれない名前ですが。笑


いくつか観るうちに、
新海さんって、

時間、(物理的)距離感、男女、
(田舎町のバス停のような)ベンチ、
四季と季節感、空(から降ってくるもの)、
ありがとう…

そういうのがお好きなんだなと思いました。


というより、
新海さん自身の過去の体験で、
それらが大切なキーワードになってる
んじゃないかなとさえ思いました。




またある別の番組で、
新海さんが過去の作品の映像を眺める時、

「昔のラブレター(を)
  読み上げられている気分」

と、“恥ずかしい”ということを
おっしゃっていました。


そしてこの言葉は、
「比喩」ではなく「事実」でも
あるんじゃないかなとさえ僕は思いました。


つまり、
「ラブレターとして作った映画(もある)」
じゃないかと。


それは僕が深読みしてる
だけかもしれませんし、

僕が勝手に新海さんと
重ねているだけかもしれませんが。




時間、(物理的)距離感、男女、
(田舎町のバス停のような)ベンチ、
四季と季節感、空(から降ってくるもの)
ありがとう…


『君の名は。』を含め
新海さんの4つの映画を連続的に観て、
上に挙げた要素は
どの映画にも共通しています。


僕自身は2002年の『ほしのこえ』から  
たいして変われていないのだから…

とブログに書かれていましたが、

「変わっていないことって素晴らしいな」

と思えるようになりました。


『君の名は。』的な
新海さんのエッセンスは、
2002年の時点ですでにあって、

それが進化して(いや新化して?)、
今ヒットしているのなら、

「人は変わってはいけない」

ということになるからです。




もう少し言うと僕は、
新海さんの

僕自身は2002年の『ほしのこえ』から
たいして変われていないのだから…

という言葉にとても励まされたのです。


僕のマジックの成長度合いでいうと、
そのピークは学生時代だったと
思っています。
(もう6年ほど前です)


社会人になってからも進化はしてますが、
学生の時の勢いは失ってます。


それがとても苦しく
感じられたことがありました。


「俺のマジック変わってない。
  成長してない。変化してない」

と自分を責めてー




「でもそれって
  素晴らしいことなんじゃない?」

「ずっと前から俺のマジックのスタイルって
  確立されてたんじゃない?」


新海さんの映画や言葉から、
僕はそんな答えにたどり着きました。




ありがとう。


  Matty


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