ルーティンのテーマをひとつに設定してブレないこと


オリジナリティのある
ルーティンを創る時、
まず大切なのが、

『テーマをひとつに定める』

ということです。

※ テーマ = コンセプト


これはステージマジックでも
全く同じですが、
ここではクロースアップマジックの
話をしていきます。




ここでいう
「オリジナリティ」とは、

・マジシャンAさんのマジック
・マジシャンBさんのマジック
・自分のアイディア
・自分の考えたクライマックス
・自分ならではのストーリー
・マジックとは別の分野から
  もってきたアイディアや世界観

などを組み合わせて、

◆ひとつのルーティンにまとめたもの


あるいは

◆自分の大好きな流れに
  カスタマイズしたもの

です。


もちろん、
この世に存在しなかった、
全く新しい現象やルーティンを
生み出すのもオリジナルですが、

僕は古典のマジックを
磨きなおしてアレンジしたり、
自分ならではの味付けを加えるのが
好き(得意)なので、

特にそんなタイプのマジシャンさんに
役立つ話になるでしょう。





4つの失敗パターン



オリジナリティを出す時、
よくある失敗のパターンも
ご紹介しておきます。



◆有名なマジシャンのルーティンに
  好きなオチをくっつけただけ

→ おしゃれじゃないよねそれ!


◆いろんなマジシャンの
  美味しいとこを集めただけで
  「その人らしさ」が存在しない

→ 「おまえ」はどこいっちまった?


◆ルーティンのリズム感(テンポ)が
  悪くてつまらない


→ おんちな歌聞かされる感覚


◆間延びしていたり
  詰め込みすぎでつまらない

→ マジシャン自身も
  「なんか違うな感」自覚してる





『テーマをひとつ決める』

ということがしっかりできていれば、
こういった失敗を
防ぐことができます。


ちなみにここに書いた
失敗例ってのは、

僕自身がマジックを独学で
やってた頃の過ちですから、

きっとマジックに
慣れてきた頃のあなたにも、
同じような経験があると思うのです。


ははは!笑




抽象的なテーマをひとつ!



以前にもこのブログで書いてますが、
スタートの時点で
大切なのはとにかく、

『テーマをひとつに決める』

ということになります。


これは明確、具体的な
ものである必要はありません。



というよりおそらく、
レベルの高いマジシャンほど、
やや「抽象的」なものに
なるんじゃないかと思ってます。

(世界観が大きくなるから)


僕が実際に創ったルーティンを
例にして解説していきましょう。




あちこちへ瞬間移動 アンビシャスカード



僕のアンビシャスカードは、


『あちこちへ行ったり来たりする
  カードマジック』

というテーマになっています。


『中に入れたカードが
  トップへ戻ってくる』

というテーマもありなんですが、
僕はアンビシャスカードの中で、

・お客さんの手で
  カードを中に入れてもらったり

・ボトムへ移動したり

・お客さんの手の上で上がってきたり

・カードトゥマウス

・カードアンダーウォッチ

とやっています。


すると、
『トップへ上がってくる』
という(だけの)テーマでは
そこからズレてしまうのです。


だから、
『あちこちへ行ったり来たりする
  カードマジック』
なのです。




ちなみにセロさんは、
2003年くらいのテレ東の番組で、

『(指を鳴らすと)時間が戻る』

というテーマで
アンビシャスカードを
やっていましたね!



その場合、そのテーマに忠実に、
現象や流れ、セリフ、動作、
クライマックス、世界観を
構築する必要があるわけです。




体感型 リンキングリング



小学生の時に買って、
今でも同じギミックを使ってます。


僕はこれを

『お客さんの手で、
  繋がったり外れたりするマジック』

というテーマに設定しています。


ステージマジックのリングと
クロースアップマジックのリングの
圧倒的な差は、

「お客さんが体感できるかどうか?」


でしょう。


ならば、

クロースアップなのに
お客さんに触らせずに展開する
リンキングリングって死んでます。


だからそういったテーマに設定して、
現象としては、

・マジシャンがリングを繋げて見せる

・お客さんの指先で
  その繋がっていたリングが外れる

・再びマジシャンの手でリングを繋げ
(クラッシュリンク)

・繋がった2本を
  お客さんにしっかり調べてもらう

・お客さんの指先で
  3本目が繋がっていく

・お客さんに握ってもらっている
  4本目のリングにクラッシュリンク

・マジシャンの手で
  1本ずつ外していく

といった流れになっています。


『お客さんの指先、手で
  不思議なことが体感できる』

というテーマに沿って、
現象を配置しているわけです。


だからまとまった綺麗な
(かつ不思議な)
ルーティンとして落ち着きます。


(しかも1人だけでなく、
  なるべくたくさんの
  お客さんの手を借りて演じます)




がちゃがちゃいろんな現象を
詰め込みまくったつまんない
リングルーティンをやってる、

YouTubeマジシャン
みたいな人がネットにいましたが、
そういのはセンス
なさすぎなわけです。


絶対に友達になりたくないもん。




夢が叶う魔法 スターゲイザー



『夢が叶うマジック(魔法)』

スターゲイザーのテーマを、
僕はそう定義しています。


現象としては、

・クレイジーマンズハンドカフス
  現象を2回見せる

・スターゲイザー

というシンプルなものですが、

ここに
「僕ならではのストーリー」
をくっつけています。




僕がマジックに夢中になったのは、
中学2年生の時でした。




このマジック

(クレイジーマンズハンドカフス)

は、その頃何度も何度も

練習したものです。





そしてその頃、

「将来マジシャンに

  なれたらいいな」

とぼんやり想っていました。





そして大学生の時、

実際にレストランでプロとして

働くことができて、



今もこうして

お仕事をやらせてもらっています。





もちろん、

楽しいことばかりでは

なかったけど。





だから、



「人は心に描いた夢を、

  現実として形にできる」



と僕は信じています。





あなたが

「これから実現したい夢」

は何かありますか?





あなたのその夢も、

近い将来、必ず形になります。





その夢が実現した時の

幸せな気持ちを想像しながら、

(輪ゴムの)この星に向かって

息をかけてください。



すると…

輪ゴムは星になってしまう。


この演出は、
おそらく僕のオリジナルです。


同じような演出でやっている
マジシャンさんも
もしかしたらいるかもしれませんが、

先の僕の“物語”は
実体験のまんまです。

僕の人生そのものです。


僕だから語れるストーリーであり、
僕だからできるマジックとして、

『夢が叶うマジック(魔法)』

というテーマにしているのです。


素敵でしょ?




次のステップ



テーマをひとつ決めた後、
どうルーティンを構築していくのか?


「この後のステップ」
については、また後日
まとめてみようかなと思ってます。

ちなみにこれが、
オリジナルルーティン構築の図です。


詳しくはまた今度!


マジックプロデューサー Matty (マティー)



18.7.2 追記

こちらの記事もご参考に!

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