可愛いマジックをつくる



「メッセージ・イン・ア・ボトル(ボトルメール)」

というのがあるらしく、
瓶に封じて海などに流された手紙Wikipedia]”
のことです。


同じくWikipediaによると、

100年以上かけて発見されたり、
戦争時代妻宛に書いた手紙が、80年以上かけて妻の娘に届けられたとか、
実際のエピソードもあるようです。


なんかそこにロマンを感じてしまって、
もっと小さなスケールで言えば小学生や高校生の頃、
大人になる自分に向けて書いた夢とか手紙が、
大人になってから自分を励ましてくれるような感覚でしょうか。

昔書いた自分の筆跡から、
当時の記憶を感じられるような。




ネットでこういうアイディア(情報)に出会った時、
マジックに使ってみたいなと思いました。


マジックって、
長ければ2時間とか、短ければ15分くらいのショーで、
その中でのエンターテイメントになります。




僕はマジックに夢中になった後でセラピーというものに興味をもって、
マジックは言ってしまえば瞬間的な錯覚を生み出すものです。

一方セラピーは、長期的な(過去の)錯覚を紐解いていくもの。


マジックはタネを隠すものに対して、
セラピーはタネを明かしていくもの。

あえて言えばマジックはその場さえうまく丸め込めればOKで、
勢いだけでものを売りつける感じですね。

でもセラピーがそうであってはいけません。
その場だけいい気分になって、
日常に戻ったらいつもの自分に戻っちゃった、
というのではいけません。


僕はそのどちらも勉強したり実践してきたわけなので、
両方のおいしいとこどりをできないかと考えました。


かわいいのに料理上手!
みたいな女の子に恋しちゃう感じです。

(この比喩は要らないね)




こういう発想に至ったもうひとつの理由は、

優れたマジシャンに対する尊敬です。



うまい人はとことんすごい。もうしゅごい。
魅力的な世界観をもっている人はとことん魅惑的。

見てるだけで嫌な気分になっちゃうくらいです。。


「そんな僕には何ができるんだろう?」
「どこに僕らしさを出せばいいんだ?」

という敗北感が、
こういうアイディアをもたらすんだと思います。


尊敬と敗北感という言葉が本当に適切だと思います。
彼らのマジックに恥じないものを僕もやりたいと思うのです。




そこで僕のアイディアは、
マジックショーの中だけで終わらないエンターテイメントです。


マジックショーの中で見る夢ではなく、

ショーの後日常で見る夢です。





セラピーって、
心の奥にある本当の気持ち(夢)をかたちにしてくれる技術。


これをマジックショーの中に仕掛けたら、
普段の生活の中で
— それが1週間後か1ヶ月後か3年後か… —

夢が叶うはずです。



正確には、
セラピーなんてなくたって、
僕との関わりがなくたって、
マジックを見なくたって、
僕のブログを読まなくたって、
夢は実現していくと思います。


僕がマジシャンになれたのは、
中学生の卒アルに

『好きなもの:MAGIC』

と書いたからではなく、

マジシャンになる未来がなんとなくあって、
だからマジックを好きになったんだと思っています。


男女が出逢ったから結ばれたのではなく、
結ばれるために出逢ったのだと。

世界中の人の心を動かすために、
イチローは小学生の時野球に夢中になったように。


でもそう未来がぼんやりしているよりも、
何かちょっとヒントとか、手掛かりがあった方がより夢を信頼できる。

迷った時にも、あるいは絶望してしまった時にも軌跡なんだと思える。


そういうマジックを仕掛けられないかと思うようになりました。


つまり

「夢が叶ったように感じられるマジック」

です。


“叶ったように感じられる”と書いたのは、
それを実現させるのは僕ではなくお客さんの力だから。
それをマジックがサポートする形になるからです。


ゲストが書いた夢も、いずれ現実になります。
  Photo:Ro-j Chang




昨日雑貨屋さんを眺めていたら、
メッセージシリンダーというものが売っていて、
お誕生日などのプレゼントに添えられそうな、小さな手紙の入る手のひらサイズの小瓶。
これマジックに使ったらかわいいなと思ったのでした。




さてだいぶ話が長いですが、
僕がマジックを創造する時、

「かわいいかどうか?」

ってことがひとつ基準にあります。


もう少し言うと、
「女の子にウケそうかどうか」です。


ディズニー映画(シー)のように、
「女の子が好きだし、男子も好き」
ということはあるけど、

「男子が好きで、女の子も好き」
というものはより少ないように思ってます。


例えば映画マトリックスとかスターウォーズとか。
(僕は未だにそれらをちゃんと集中して最後まで見られたことがありません。。)


実際のところどうなのかは分かりませんが、
女の子の「かわいい」は男子にとって「おしゃれ」「ロマンティック」という感想になると、
マジックをやってきて感じています。


だから僕のマジックのテーマのひとつには、
「かわいい」があります!


以上!

(終わり方、急展開!)


マジックアーティスト Matty






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